中島翔哉はPSGへ行けるのか ミッションはカタールからのACL制覇にあり

ポルティモネンセからカタールへ向かった中島 photo/Getty Images

日本代表の今後を引っ張っていくと期待されているFW中島翔哉は、この冬にポルトガルのポルティモネンセからカタールのアル・ドゥハイルに加わることを決めた。中島はポルティモネンセでの活躍から欧州トップクラブに目をつけられていただけに、欧州を離れてカタールへ向かったのは大きなサプライズだった。

ただし、この移籍で期待されているのは将来的なパリ・サンジェルマン加入だ。アル・ドゥハイルのアルサーニ・オーナーはパリ・サンジェルマンのオーナーでもあり、将来的に中島がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を回避してパリ・サンジェルマンへ向かう案もあるのではと噂されている。

オランダ『Voetbalzone』も中島のカタール行きに注目しており、パリ・サンジェルマン行きの案も含め中島の今後にスポットを当てている。パリ・サンジェルマン行きの可能性は魅力的だが、何よりの問題はパリ・サンジェルマンでポジションを確保できるのかどうかだ。今のチームにはネイマール、キリアン・ムバッペ、エディンソン・カバーニとトップクラスの選手が揃っており、今のところ中島が割って入るのは難しいだろう。

まずはカタールの地で結果を残すことが重要になるが、同メディアがパリ・サンジェルマン行きへ最初のミッションに挙げたのはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)だ。アル・ドゥハイルはエステグラル、アル・ヒラル、アル・アインと同組になっており、5日にはグループステージ第1戦を戦う予定となっている。

アル・サッドと並ぶカタールの強豪チームのアル・ドゥハイルは優勝が目標で、その野望へ中島の他にユヴェントスDFメフディ・ベナティアも獲得している。同メディアもACLを制覇すればパリ・サンジェルマン行きへの道が開かれるのではないかと伝えている。タイトルへ導く決定的な働きを見せることが中島に求められるミッションだ。

ACLでは昨年王者の鹿島アントラーズを含め、Jリーグ勢も優勝候補に挙げられる。中島がアル・ドゥハイルへ向かったことでACLの注目度は増しているが、頂点に立つのはどのクラブか。

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