おいしいよ「寒マカジキ」 解体ショー、料理体験 勝浦の特産PR

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全長3メートルのマカジキを解体する漁協職員=勝浦市

 千葉県勝浦市特産の「釣り寒マカジキ」の美味をPRしようと、市内2カ所でグルメイベントが開かれた。いずれの会場にも全長約3メートル、重さ60キロ超の“大物”を用意。解体ショーでは、漁協職員が手際よくさばいて刺し身で提供。料理体験には都内の親子ら約40人が集まり、海鮮丼や照り焼き、煮物などを作って舌鼓を打った。

 新勝浦市漁協によると、マカジキは11月~翌年3月が旬。三陸沖から南下するサンマを餌にすることで脂の乗りが良く、「クロマグロに勝る美味」と称されるという。同市沖のはえ縄漁で1匹ずつ釣り、鮮度管理に力を入れている。

 水揚げ量の大部分が北陸地方に出荷されており、イベントを通じて関東地方での消費拡大を狙う。

 市芸術文化交流センターで、漁獲から1週間熟成させて食べ頃を迎えた全長約3メートル重さ63キロあるマカジキの解体ショーが行われた。魚体が長いために同漁協職員が包丁とのこぎりで胴体を四つに輪切り。「2、3番目が一番いい部位」「腹の大トロより背中のトロの方がうまい」と解説し、刺し身にして来場者に振る舞った。

 来場者は「解体は初めて見た。すごい」「甘みがあっておいしい」と笑顔で話していた。

マカジキの揚げ物を作る料理体験の参加者

 松部漁港であった料理体験には、任意団体「日本の伝統食を考える会・東京連絡会」の親子ら約40人が参加した。マカジキは都内のスーパーなどではほとんど見掛けないといい、料理は初挑戦。マグロやメカジキの料理を参考に同団体が竜田揚げや甘辛煮、サラダといったレシピを考案した。地元漁師が全長約3メートル重さ66キロの魚体を解体し、参加者が分担して調理した。

 同団体の世話人、栗原澄子さん(71)は「どの料理にも使えてびっくりした。新たな発見」と声を弾ませた。