「地球最高のストライカー」 CL17戦で14発、スパーズのエースが恐ろしい

トッテナムのケイン photo/Getty Images

1stレグで負った3点差をひっくり返そうと燃えていたドルトムントにとどめを刺したのは、トッテナムFWハリー・ケインだった。

トッテナムは5日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでドルトムントと対戦したが、1stレグで3点のビハインドを負っていたドルトムントが攻撃的に出てくるのは分かり切っていたことだった。序盤からドルトムントのチャンスは多かったが、違いを生んだのは決定力だ。

0-0で迎えた48分、一瞬の隙を突いてスペースに飛び出したケインが冷静にGKの動きを見てシュート。これが決まってアウェイのトッテナムが先制に成功した。GKとの1対1ではあったものの、ケインのシュートは決して簡単なものではない。ロマン・ビュルキの動きをしっかりと見極め、正確にコースを狙ってシュートを放っている。

トッテナムにとっては貴重なアウェイゴールとなり、ドルトムントも意気消沈となってしまった。振り返るとトッテナムの枠内シュートはこの1本だけとなっており、まさに決定力が差をつけた格好だ。しかもケインはチャンピオンズリーグで驚異的な勝負強さを披露しており、通算17試合に出場して14得点を挙げている。

英『Football London』によると、この活躍にトッテナムサポーターもケインを絶賛している。地球最高のストライカーとの意見まで出ており、難しい展開の中で確実にチャンスを決め切るケインに脱帽している。

「ケインは地球最高のストライカーだ」

「CL17試合で14得点3アシスト。信じられない記録だ」

「彼のCLでの記録は現実とは思えないね」

ベスト8でも押し込まれる苦しい時間帯はあるはずだが、ケインがいれば1つのチャンスで得点を決められる。それはトッテナムにとって大きな自信となるはずで、今季はベスト4の領域を目指したいところだ。

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