小池栄子と鈴木保奈美が「大奥 最終章」で覇権争い!!

フジテレビ系で3月25日に放送する木村文乃主演ドラマ「フジテレビ開局60周年特別企画 『大奥 最終章』」に小池栄子、浜辺美波、南野陽子、岸井ゆきの、松坂慶子、鈴木保奈美が出演することが決まった。

同作は2003年に連続ドラマでスタートし、劇場版などを生み出した「大奥」シリーズの完結編。財政の再建を目的とした享保の改革を行い、「徳川中興の祖」と称され「暴れん坊将軍」としても有名な徳川第8代将軍・徳川吉宗(大沢たかお)の時代を舞台に「家族」をテーマに描く。

小池が演じるのは、徳川第6代将軍・徳川家宣の側室であり、第7代将軍・徳川家継の生母・月光院。大奥内での自身の地位を守るため、家宣の正室・天英院の推す徳川御三家筆頭格の尾張徳川家ではなく、紀州徳川家に将軍の座を引き継ぐべく画策する。浜辺が演じるのは、権大納言・清閑寺熈定の娘・竹姫。吉宗とのかなわぬ恋も描かれる。そして、南野が演じるのは、大奥総取締・高瀬。吉宗の存在を快く思わない天英院と結託し、さまざまな策を弄(ろう)する。

岸井が演じるのは、女中の多喜。吉宗の出来心から多喜は吉宗の子を身ごもり、鶴松という男子が生まれる。その鶴松の存在が大奥史上最悪の事件を引き起こす。松坂が演じるのは、吉宗の生母・浄円院。久免(木村)の後押しによって吉宗が江戸城に行くことを決意すると、2人の考えを尊重し彼らのサポートに努める。そして、鈴木が演じるのが家宣の正室・天英院。大奥トップとなった月光院を追い落とし、自らが再び大奥内の覇権を握るため、次期将軍選定の際には徳川御三家筆頭格の尾張徳川家藩主・徳川吉通を毒殺。しかし次期将軍の座が吉宗に傾くと、自身の保身のため手のひらを返したように吉宗を推挙し、月光院を悔しがらせる。

小池は「今回の『大奥 最終章』に限った話ではありませんが、『大奥』の物語の中心は若い女性たちで、そこから先を行ってしまっている女性同士なので、激しいバトルというよりもお互いむなしさも感じられるようなバトルなのかもしれません。今回のお相手が、ずっと共演を夢見ていた大好きな鈴木保奈美さんですので、今からすごく楽しみです」と期待。その鈴木は「何度か舞台を拝見していて、小池さんはとっても大好きな女優さんです。テクニックとパワーのある女優さんだと思っていますし、今回小池さんのメークや衣装が濃厚だそうなので負けないように頑張りたいです」と受けて立つ構えだ。

また、浜辺は「着物を着て『大奥』に出たいと思っていたので、お話をいただいた際は本当にうれしかったです。今回、“最終章”ということで、年齢的にもギリギリ間に合って良かったです」と念願かなったようで「お姫様ですが、いろいろな不幸が重なって、ずっと一つの場所に閉じ込められているために自由へのあこがれが強い女性だと思います。だからこそ、吉宗さんに思いを寄せることで希望を見いだすのですが、そういった竹姫の思いが見てくださる方々に伝わるように演じられたら」と意気込んでいる。

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