天海祐希主演「緊急取調室」が復活!「大杉漣さんも一緒にいてくださる」

テレビ朝日系では4月期に、天海祐希主演の連続ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9:00、開始日未定)の第3シーズンを放送することに決まった。同ドラマは、天海演じる取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーとともに、凶悪犯を相手に心理戦を繰り広げる人気シリーズ。2014年に第1シーズン、17年に第2シーズンが放送され、今作は2年ぶりの放送となる。

今作でも鉄壁の取り調べ集団=キントリ・メンバーには、田中哲司&でんでん&小日向文世が、毎回キントリと連携を取る警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ「もつなべ」を演じる速水もこみち&鈴木浩介、そんな彼らの上に立つ警視庁刑事部部長を演じる大倉孝二らが2年ぶりに集結。第3シーズンの決定に天海は、「個人的にこれまでは出演ドラマの長期シリーズ化を避けてきたこともあって、第3シーズン目に突入するのは私にとって初めての体験なんです! どうなるのかなぁ…という思いもありますが、また気心知れた共演者やスタッフの皆さんとご一緒できることが楽しみで仕方がありません」と戸惑いつつも喜んでいる。

しかし、前作まで出演しており、昨年亡くなった大杉漣さんのことについて聞かれると、「とっても素晴らしい先輩で、本当にたくさんの人に愛された方でした。『でした』って言いたくないんですけどね…。亡くなったという実感が今も本当に湧かなくて…。漣さんからは言葉や姿勢を通し、人間として、役者として、大事なことを教えていただきました。本当にプライベートのことまで、いろいろお話できた方でしたし、ずっとずっと漣さんは一緒にいてくださると思っています。第3シーズンもとても楽しみにしてくださっていたので、『漣さんだったら、きっとこう言ってくれただろうな。こうされただろうな』と思うことを、きちんとやっていきたいと思います」と言葉を詰まらせ、涙を浮かべながら故人をしのんだ。

そして、天海は「犯罪の形など時代とともに変化する部分もあるでしょうが、真壁有希子という人は本質的には変わってはいけないと思っています。また、時代が変わっても悪い心や良い心は変わらず存在するもの。劇中の心理戦を楽しみながら、最後に正義が勝った瞬間にスカッとしていただければいいなと思います。時代をまたぐ作品という点では、私自身にとっても忘れられない作品になりそうな気がします。井上由美子さんの脚本は女性心理の深さなど『人間はこんなふうに思うことがあるよね』という部分を巧みに突いてこられるので、私自身も『はぁ~…!』と思うことがいっぱいあります。そんな井上さんの脚本の力と素晴らしい役者さんたちの力をお借りしつつ、誰よりも頑張っていきたいです!」と今後の撮影にかける意気込みを語った。

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