小田急 代々木八幡駅 3月16日(土)新ホーム・新橋上駅舎使用開始

小田急は、来たる3月16日(土)のダイヤ改正において、新宿駅〜代々木上原駅間で各駅停車が10両編成化されることを受けて既に南新宿駅、参宮橋駅のホーム改修を終えています。同じ3月16日(土)の使用開始を目指して、残る代々木八幡駅のホーム改修、というよりも駅全体の改修工事が急ピッチで完成に近づいています。

3月6日(水)報道向けに新しい駅舎とホームの説明会が代々木八幡駅で行われました。カメラポジションが新しい自動改札機の設置予定位置です。

床に鉄板が敷かれた場所に自動改札機が設置されます。奥の緑のフェンス部分が改札外の自由通路になります。もちろんバリアフリー化されます。

大型ガラスによる採光で明るく広々とした改札内コンコース、天井と窓の周囲には木材が使用され温かみのある空間になっています。

奥から改札側を見る位置に移動しました。壁面や天井の採光の良さがよくわかります。

意外なところで、新しくなったトイレ、男子小用の壁面、市松模様の黒い部分は、旧代々木八幡駅プラットホームの基礎に使われていた松材の木目があしらわれています。

島式ホームの代々木上原方面側に階段で降ります。頻繁に営業中の列車が通る中での工事です。ホームまわりは営業運転終了後の深夜から早朝にかけての作業だったそうです。

島式ホームにはホームドアが新設されています。奥の上部を環状6号線・山手通りが通っています。

しかし小田急全線の中でも代々木八幡駅ホームは最もきついカーブを描いています。このホームドアに驚くべき工夫がこらされています。左側は新ホーム使用開始後取り壊される現在使用されている臨時ホーム。

上り線側のみの試みとのことですが、何と列車が完全に停止した後、ホームドア下からフラップが約20cm飛び出して、ホームと車両との間の隙間を塞いでくれるというのです!全てでは無く、写真のオレンジ色ののホームドアに仕掛けが施されています。

参考パネルですが、フラップの写真、わかりますか?

これが山手通りから見た駅の北側。特徴的な階段屋根の滑らかなカーブと、鋭角的な橋上駅舎のコントラストが美しい。

ホーム上に立つ2本の太い柱は、山手通りと橋上の駅を直接結ぶ幅4mの通路を支えるためのものです。2019年年度末の完成を目指します。

これが旧踏切撤去後の地上から見た橋上駅舎。シャープです。

3月16日(土)が楽しみですね。

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