小野大輔、神谷浩史ら「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」キャストが見せた“ヤマト愛”とチームワーク

不朽の名作「宇宙戦艦ヤマト」をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」。その続編となる完全新作シリーズとして2017年にスタートした「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」。2年にわたるその航海が、ついに最終章へ! 「第七章 新生篇」の公開を記念して、3月2日に東京・丸の内ピカデリーで上映前舞台あいさつが行われた。

登壇者は、古代進役の小野大輔、森雪役の桑島法子、クラウス・キーマン役の神谷浩史、島大介役の鈴村健一、アベルト・デスラー役の山寺宏一、ズォーダー役の手塚秀彰、監督の羽原信義氏、シリーズ構成の福井晴敏氏。そして、MCを桐生美影役の中村繪里子が務めた。

羽原氏、福井氏が登壇した後は、キャストが“勢力別”に入場。ヤマトクルーを演じた小野、桑島、鈴村、ガミラス帝国側のキャラクターを演じた神谷、山寺、そしてガトランティス帝国の大帝を演じた手塚が、それぞれの勢力のテーマソングをバックにステージへ。「第七章では、この三つの勢力、人間たち、人間ではない者たちがどのような結末に向かっていくのか……」と中村が発言すると、福井氏が「人間ですよ、みんな」とすかさずツッコミ、早速笑いを誘う。

最終章が上映される今の心境を聞かれた羽原氏は、感無量の面持ち。福井氏に「泣きそうになっているよね」と指摘されつつ、「いよいよ最後の章なので、皆さんに楽しんでいただけたら」とあいさつ。続いて、小野、桑島が「2199」からの長い航海を共にした仲間たちへの思い、作品がついに終わりを迎えることへの感慨を語る。鈴村はユーモアをまじえつつ、第七章の映像のすごさを話し、期待感を高めた。「2202」から作品に参加した神谷は、全26話を26カ月で収録したことでスタッフ、キャスト間に培われた信頼関係について語る。山寺はデスラーを演じることに対し、当初は大きなプレッシャーがあったことを、手塚は「これほどの大作に出会うことは、役者人生でなかなかない」と参加への喜び明かした。

その後、苦難多きヤマトの旅路を演じきったキャストへの恩返しとして、羽原氏と福井氏が小野と桑島に花束をプレゼント。スタッフ&キャストのヤマト愛、チームワーク、最終章にたどりついたことへの胸に迫る思いが伝わってきた舞台あいさつ。3月24日の「月刊TVガイド」では、トーク内容をさらに詳しくお伝えする。ぜひチェックを!

取材・文/仲川僚子

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