息子保護中の児童相談所で包丁出す 自称介護士の女逮捕

警察署(イメージ)

 横須賀署は6日、銃刀法違反の疑いで、横須賀市内に住む自称介護士の女(47)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午後2時55分ごろ、同市小川町の市子育て支援施設「はぐくみかん」3階に入居する市児童相談所(児相)で、正当な理由なく、包丁1本(刃体約17.7センチ)を携帯した、としている。

 署や児相によると、女の小学校低学年の息子は女から虐待を受けているとして児相に保護されている。

 6日は職員との面接日で、女は案内された面接室に入室する前、リュックサックから包丁を取り出し、自分の腹部に向けた。一緒に来所した次男(18)が包丁を取り上げ、児相からの通報で駆け付けた署員が女を取り押さえた。

 署によると、女は「子どもをいかに大切に思っているか、児相に分かってほしかった」と供述、容疑を認めている。

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