今季の欧州サッカー、最高の右サイドバックTOP5

『Sportskeeda』は2日、「2018-19シーズンの欧州サッカーで最も素晴らしかった5名の右サイドバック」という記事を掲載した。

残りはおよそ3ヶ月となった今シーズンの欧州サッカー界。徐々に各国の上位争い、残留争いの情勢も固まりつつある。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

そのなかで、これまで大きな活躍を見せてきた右サイドバックの5名とは誰なのか?そのセレクトを見ていこう。

ヌサイル・マズラウィ(アヤックス)

オランダで生まれたモロッコ代表選手のマズラウィ。昨年トップチームでデビューしたばかりであるが、フレンキー・デ・ヨング、マタイス・デ・リフト、ダヴィジ・ネリスらと並んで世界的に評価を高めた男の一人だ。

スピーディで俊敏、かつ技術的にも才能にあふれているし、クロスの能力にも恵まれている。まだラフな感じはあるものの、21歳という年齢を考えれば、世界で最高レベルの右サイドバックになれる存在だ。

今季は21試合に出場して1ゴール1アシスト。チャンピオンズリーグでもアヤックスのグループステージ突破を助けている。

カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)

ウォーカーはこの数年のプレミアリーグで最も一貫性のある右サイドバックである。トッテナムでのパフォーマンスが評判を呼び、イングランド代表での地位も確立した。ただ、トッテナムの厳格な契約方針では彼を引き止めることは出来ず、2017年にマンチェスター・シティへと移籍していったときにも大きな驚きにはならなかった。

ペップ・グアルディオラが敷いている複雑な戦術システムは、それに対応できるだけのユーティリティな能力を持つサイドバックが必要になる。残念ながら、彼が来るまではシティにそういった存在が欠けていた。

エティハド・スタジアムに到着して以来、彼はグアルディオラのファーストチョイスとして起用され、プレミアリーグ優勝に貢献。今季も印象的な活躍を続けている。

アシュラフ・ハキミ(ボルシア・ドルトムント)

レアル・マドリーで地位を確立することに失敗したハキミ。レギュラーとしてプレーするチャンスを求め、ボルシア・ドルトムントへのローンという選択をした。

この20歳のサイドバックはドイツ・ブンデスリーガで繁栄しており、7年ぶりの優勝を目指すチームの中で最も重要な選手の一人となっている。ルシアン・ファブレ監督の指導の下、17試合の出場で2ゴール4アシスト。ウカシュ・ピシュチュクのポジションを完全に奪い取った。

ハキミは間違いなく今季の「最高のローンプレーヤー」だろう。それゆえ、ドルトムントが彼をなんとしても買い取ろうとしていることに驚きはない。

トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)

2004年に6歳でリヴァプールに加入したアレクサンダー=アーノルド。そのキャリアの全てをアンフィールドで過ごしており、2016年に18歳でトップチームにデビューした。

2017-18シーズンにはナサニエル・クラインが怪我をしたことによってポジションを掴み、それ以降ユルゲン・クロップ監督のファーストチョイスとして多くの試合に出場してきた。

今季はこれまで1ゴール6アシストを記録しており、リーグ優勝を狙える位置につけるチームに大きく貢献している。ワトフォード戦では「プレミアリーグ発足以来1試合3アシストを決めた最年少の選手」となった。

ヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)

2015年にRBライプツィヒからやってきたキミッヒは、それからバイエルン・ミュンヘンでもドイツ代表でも欠かせないキープレーヤーの一人となった。

【関連記事】今季最高の「FWトリオ」ランキング、TOP10

彼がアリアンツ・アレーナにやってきた時は、まだトップレベルのサッカーにおいては青二才だった。ライプツィヒは2部で戦っていた。しかし、キミッヒはその汎用性でチームの中に入り込み、様々な立場で起用された。グアルディオラによる高い評価が彼を成長させた。

今季この24歳は24試合に出場し、1ゴール11アシストを記録してきた。ボルシア・ドルトムントの後を猛追するバイエルンの原動力の一人になっている。

© 株式会社ファッションニュース通信社