総額2800億円! MLB公式が各ポジションの史上最高契約で“ベスト9”選出

フィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

各ポジションで史上最高総額の契約を結んだ選手たちを集めて“ベスト9”作成

 メジャーリーグでは、大きな注目を浴びていたFA選手の契約が2月下旬から立て続けに決まった。まずは、マニー・マチャド内野手がFA史上最高総額となる10年総額3億ドル(約335億7000万円)でパドレスと契約。すると、ブライス・ハーパー外野手はメジャー史上最高総額となる13年総額3億3000万ドル(約369億2400万円)で契約合意に達した。

 選手の年俸高騰に歯止めがかかったと見られていたMLBだが、ロッキーズと8年総額2億6000万ドル(約291億円)で契約を延長したノーラン・アレナド内野手も含めて、超大型契約が次々と誕生。やはり夢のある世界だ。

 MLB公式ツイッターでは、各ポジションで史上最高総額の契約を結んだ選手たちを集めて“ベスト9”(投手は先発と救援、野手はDHもいるので実際には11選手)を選出。その総額は25億200万ドル(約2800億円)という衝撃の額となっている。

 各ポジションの選手の契約は以下の通りだ。()内は契約を結んだ球団。

◯先発投手 デビッド・プライス(Rソックス)
7年総額2億1700万ドル(約242億8230万円)

◯救援投手 アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
5年総額8600万ドル(約96億2340万円)

◯捕手 ジョー・マウアー(ツインズ)
8年総額1億8400万ドル(約205億8960万円)

◯一塁手 ミゲル・カブレラ(タイガース)
8年総額2億4800万ドル(約277億6360万円)

◯二塁手 ロビンソン・カノ(マリナーズ)
10年総額2億4000万ドル(約268億6800万円)

◯三塁手
マニー・マチャド(パドレス)
10年総額3億ドル(約335億7000万円)

◯遊撃手
アレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)
10年総額2億5200万ドル(約282億円)

◯左翼手
マニー・ラミレス(レッドソックス)
8年総額1億6000万ドル(約179億円)

◯中堅手
マット・ケンプ(ドジャース)
8年総額1億6000万ドル(約179億円)

◯右翼手
ブライス・ハーパー(フィリーズ)
13年連続3億3000万ドル(約369億2400万円)

◯DH
ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
13年総額3億2500万ドル(約363億8400万円)

ファンは驚き「俺は2240円の貯金しかない」

 信じられないような額が並ぶ。この一覧を見たファンの反応は様々だった。

「数年前にAロッドが得た契約はクレイジーだ」
「俺は20ドル(約2240円)の貯金しかない」
「私が野球を愛しているけど、これは馬鹿げている!」
「野球選手の給料は天文学的ね。私には試合のチケットを買う余裕がない」
「誰もボンズのシーズン73本塁打の記録を破っている選手はいないね」
「お金が全てではないですね」
「トラウトがその中堅手の金額を打ち破るだろうね」
「最も高額な契約の選手がそのポジションで最も素晴らしい選手ではない」
「このマネーリストから誰が殿堂入りするか見ものだ」

 なかには「無駄銭」「だれもその金額に見合っていない」といった厳しい声も。超大型契約を結ぶと、不良債権化してしまう選手も多いが、ハーパーとマチャドは期待に応えられるだろうか。(Full-Count編集部)

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