移住希望者に「お試し住宅」 大村市が開設

 長崎県大村市は、市内への移住希望者が無料で最長14日間入居できる「お試し住宅」を開設した。1月から受け付けを始め、既に1組が利用したという。
 お試し住宅「松原の家」は松原本町の木造2階建て(延べ床面積約300平方メートル)で間取りは5DK。冷蔵庫やエアコンなどは備え付け。光熱費、水道費などは入居者負担。市の移住相談窓口で登録した人が対象となる。
 江戸時代に長崎街道沿いの宿場町として栄えた松原地区は、旧松屋旅館など現在も風情のある街並みが残っている。市は「一度大村に来て、街並みや風景を体感してほしい」と利用を呼び掛けている。問い合わせは市地方創生課(電0957.53.4111)。

市が開設したお試し住宅「松原の家」=大村市松原本町

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