UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグが6日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドがアウェイでパリ・サンジェルマンと対戦した。
ホームでの1stで完敗したユナイテッドは最低でも3ゴールが求められていたが、冷たい雨が降り注ぐパルク・デ・フランスでいきなりゲームが動き出す。2分にロメル・ルカクがDFのバックパスを奪うと、GKジャンルイジ・ブッフォンと一対一に。体勢を崩しながらも左足で押し込み、ユナイテッドが先制点をもぎ取る。
最高のスタートダッシュを決めたユナイテッドだったが、PSGもすぐさま反撃に出る。12分にディフェンスラインの背後にキリアン・エムバペが抜け出し、右足でグラウンダーのクロスを供給。走り込んだファン・ベルナトがネットを揺らし、再び2戦合計の点差が2ゴールとなってしまう。
【チャンピオンズリーグ】アウェイで先勝したPSG 神童エムバペはイングランド勢と相性抜群！ ～決勝T1回戦2ndレグプレビュー〜
1stレグと同様のスコアではなくなったことで延長戦なしが確定した一戦は、30分にまたもゴールが生まれる。フリーでボールを受けたマーカス・ラッシュフォードがペナルティエリア手前の左から右足でシュートを狙う。ゴール手前でワンバウンドしたボールをGKブッフォンがキャッチ出来ずにいると、こぼれ球をルカクが左足で沈め、2戦合計2–3とし試合を折り返す。
オープンな展開の中、後半はホームのPSGペースでゲームが進む。雨で滑りやすいピッチコンディションで精度の高いパスを送り、何度も決定機を創出。それでも、ポストに助けられるなどユナイテッドが1点差を維持して、虎視眈眈とチャンスを窺う。
【チャンピオンズリーグ】奇跡の逆転劇を信じるスールシャール「不可能なミッションではない」
すると、90分にドリブルで持ち運んだディエゴ・ダロトがペナルティエリア手前の右からミドルシュートを放つ。DFに当たってラインを割り、一度はCKとジャッジされたが、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の結果ペナルティエリア内でハンドがあったとしてPKの判定に。千載一遇の好機をキッカーを担当したラッシュフォードが右足で突き刺し、2戦合計3–3としたユナイテッドがアウェイゴール差で逆転しベスト8進出を決めた。
試合結果
パリ・サンジェルマン 1–3（Agg.3–3） マンチェスター・ユナイテッド
パリ・サンジェルマン：ファン・ベルナト12’
マンチェスター・ユナイテッド：ロメル・ルカク2’30‘／マーカス・ラッシュフォード（PK）90+4’
