現地時間6日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグが開催。ポルトガル王者ポルトが本拠地エスタディオ・ド・ドラゴンにASローマを迎えた。
アウェイでの1stレグで惜敗したポルトは、ホームの大歓声を受けて序盤から積極的に攻め立てる。26分にハイプレスを仕掛け高い位置でボールを奪うと、ショートカウンターでペナルティエリア内まで進入。ムサ・マレガがグラウンダーのクロスを送り、最後は“チキーニョ”ことフランシスコ・ソアレスが押し込み、ポルトが2戦合計で同点に追いつく。
このまま終了すればアウェイゴール差で次ラウンド突破が決まるポルトだが、ローマのディエゴ・ペロッティをペナルティエリア内で倒してしまいPKを献上。ダニエレ・デ・ロッシが確実に沈め、2戦合計で再びリードを許して試合を折り返す。
【チャンピオンズリーグ】唯一の手土産はアウェイゴール1つ…劣勢のポルトが逆境を跳ね返せるか⁉ ～決勝T1回戦2ndレグプレビュー〜
追いかける立場となったポルトは後半に入って攻撃のギアを上げると、52分に決定機を迎える。CKのクリアボールを拾ったヘスス・コロナが、左サイド敵陣深くから右足でクロスを供給。ゴール前でフリーとなったマレガが右足でネットを揺らし、2戦合計3–3と全く同じスコアとなる。その後90分では決着がつかず、ゲームは延長戦に突入した。
両チーム死力を尽くした激闘は、延長後半残りわずかという時間帯に最大の場面を迎える。途中から入ったポルトのフェルナンドがローマのアレッサンドロ・フロレンツィにペナルティエリア内で倒されると、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の結果PK判定に。勝負を決めるシーンで、キッカーを務めたアレックス・テレスがゴール左に突き刺して試合終了。2戦合計4–3としたポルトが2014–15シーズン以来となる準々決勝進出を果たした。
試合結果
ポルト Ex.3–1（Agg.4–3） ASローマ
ポルト：フランシスコ・ソアレス26’／ムサ・マレガ52’／アレックス・テレス（PK）117’
ASローマ：ダニエレ・デ・ロッシ（PK）37’
