南洋戦訴訟、二審も敗訴

福岡高裁那覇支部

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福岡高裁那覇支部の控訴審判決を受け、「不当判決」などと書かれた紙を見せる原告側弁護団=7日午後

 太平洋戦争中にサイパンやパラオなどの旧南洋群島やフィリピンで戦争被害に遭った民間人と遺族が、国に謝罪と1人当たり1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(大久保正道裁判長)は7日、一審那覇地裁に続いて請求を退け、原告の控訴を棄却した。

 原告は、国が軍人や軍属に補償した一方で、民間人の救済を放置したと指摘。原告の大半が心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを発症しているとし「戦争で受けた苦痛が、今も続いていることを理解してほしい」と訴えていた。