小栗旬主演「二つの祖国」に外国人タレントが総出演!

テレビ東京系で3月23、24日の2夜連続で放送する、小栗旬主演の開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」(午後9:00)に出演する“国際派キャスト”が決定した。東京裁判法廷ウェッブ裁判長をドラマ初出演のモーリー・ロバートソンが演じるほか、連合軍通訳部のムーラー中佐をセイン・カミュ、アリゾナ・軍キャンプ査問官・ホプキンズを厚切りジェイソン、マンザナール収容所に強制収容された2世・マイケル坂田をハリー杉山らが演じる。

同作は発行部数250万部突破の大ベストセラーである山崎豊子著「二つの祖国」を民放で初めて映像化するもので、第2次世界大戦前・中・後の1900年代のアメリカと日本を舞台に、歴史に翻弄(ほんろう)されながらも激動の時代を生き抜いた日系アメリカ人2世たちの愛と奇跡を壮大なスケールで描く。

“国際派キャスト”はほかに、日本語学校「キャンプ・サベージ」クラーク校長をチャック・ウィルソン、GHQ情報部の将校をケント・ギルバート、ロサンゼルス群立病院の医師・ピーターソンをダニエル・カール、インフォメーション・セクションのカミング所長をデーヴ・フロム、FBI捜査官・ケヴィンをジョージ・ウィリアムズ、極東国際軍事法廷のアメリカ人技術者を筋肉体操で話題の村雨辰剛が演じる。さらに、“ラストエンペラー”愛新覚羅溥儀役を中国語セリフ初挑戦のフィギュアスケーター・織田信成が務める。

アメリカで生まれた日系2世の天羽賢治(小栗)は日本で教育を受けた後、UCLAで学び、卒業後はロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者として「良き日本人たろうと努力することが、立派なアメリカ市民たり得る」と説き、自らもその生き方を貫こうとしていた。職場の同僚・梛子(多部未華子)は賢治のUCLA時代の同級生・チャーリー田宮(ムロツヨシ)と交際しており、賢治は2人の交際に複雑な思いを抱きながらも、梛子の友人で2世のエミー(仲里依紗)と結婚した。だが、太平洋戦争が始まり、賢治を取り巻く状況は一変。賢治や父・乙七(松重豊)、母・テル(麻生祐未)ら日系人たちはマンザナールの強制収容所に送られ、不自由な生活を強いられる。やがて、日系人の中からアメリカ陸軍への徴兵を募ることになり、日系2世はアメリカか日本か、どちらの国に忠誠を誓うか選択を迫られる。日本とアメリカ「二つの祖国」の狭間に立たされた賢治を待ち受ける運命とは!?

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