野生下トキが今季初営巣 佐渡、全体で95組ほどがペア

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野生下で今季初めて営巣が確認されたトキのペア=7日、佐渡市(環境省提供)

 環境省は7日、佐渡市の野生下でトキの営巣を今季初めて確認したと発表した。確認時期は過去2番目に早い。全体では95組ほどがペアで行動しており、繁殖活動が本格化している。

 環境省によると午前9時すぎ、金井地区の水田に隣接する雑木林でペア1組が巣を整える様子を確認した。ともに足輪がない野生下生まれで、年齢は不明。

 昨季、佐渡市の野生下では77組が営巣。ひな60羽が巣立った。放鳥12年目となる今年、繁殖可能な2歳以上のトキは確認できているだけで約240羽となり、昨年から約50羽増えた。

 同省佐渡自然保護官事務所の若松徹首席自然保護官は最多となる100羽以上の巣立ちを期待する。「冬の天候がよくて餌が捕りやすく、栄養状態はいいと考えられる。順調に産卵、ふ化してほしい」と話した。

 また、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション(同市)では7日、飼育下で今季国内初の産卵が確認された。