飯能駅、あす9日リニューアル テーマは「本物のフィンランドデザイン」

西武鉄道池袋線の飯能駅リニューアル工事が3月9日に完了する。

西武鉄道は、「ムーミン」の世界や北欧のライフスタイルを体験できるテーマパーク「metsa(メッツァ)」の最寄駅である「飯能駅」を観光拠点に位置付け、「飯能」とムーミン発祥の地である「フィンランド」の要素を掛け合わせた「本物のフィンランドデザイン」を取り入れるため、フィンランド国内のデザイナーを対象に「飯能駅リニューアルデザインコンペ」を実施。最優秀デザインに基づきリニューアル工事を実施してきた。

ホーム、階段、コンコース、それぞれの目的の場所へと誘うように木材を模した膜天井を取り付け、誘導を促すカモメをモチーフとした鳥を設置。改札外コンコースには、飯能産の西川材を使用して製作した天井の造形物と類似した形状のベンチを設置した。1・2番ホームの階段は「葦」を、3・4番ホームの階段は「樹木」をモチーフとしたデザイン。ホームからコンコースへ気持ちを高揚させるような空間を演出している。

9日午前11時からは改札外コンコースにおいて記念セレモニーを開催する。

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