セブン-イレブン店主ら特殊詐欺防ぐ 時津署が感謝状

 時津署は6日、特殊詐欺被害を防いだとして、長崎県西彼時津町左底郷のセブン-イレブン時津左底郷店オーナー、浦川祐二さん(34)と妻で店長の美世さん(33)に感謝状を贈った。

 時津署によると、2月12日、店で電子マネーカードを購入しようとした60代男性を美世さんが接客。祐二さんが男性の携帯に届いたメールを確認したところ、未払い金の請求だった。不審に思った浦川さん夫婦は、男性に詐欺の可能性を伝え、「警察に相談に行った方がいい」などとアドバイス。男性はすぐ時津署に相談し被害を逃れたという。同店は時津署が委嘱する「高齢者安全・安心アドバイザー事業所」。

 時津署で荒木秀署長から感謝状が贈られた2人は、「支払わなくて済んでうれしい」(美世さん)、「話してくれたからこそ、私たちも変だと思えた。不安なときは店員に声を掛けて」(祐二さん)と話した。

感謝状を贈られる浦川祐二さん(中央)と美世さん=時津署(時津署提供)

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