神秘的な「クリオネ」が仲間入り シーパラ、流氷体感も

水中を泳ぐクリオネ(横浜・八景島シーパラダイス提供)

 オホーツク海や流氷の世界をテーマにした常設展示が横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)に登場した。流氷の妖精と呼ばれる巻き貝の仲間「クリオネ」などを観賞できる。

 北海道立オホーツク流氷科学センター(北海道)とコラボレーション。クリオネは体長約1~3センチで流氷の訪れるころに現れ、流氷の減少とともに姿を消す神秘的な生き物で、翼のような「翼足(よくそく)」で泳ぐ愛らしい姿が広く親しまれている。

 鋭い歯とこわもての顔が特徴の「オオカミウオ」や愛嬌(あいきょう)のある顔つきの「フウセンウオ」など個性あふれる海の生き物たちの不思議な魅力を体感。同センターから届いた本物の流氷に触れることのできるタッチングスペースも設けられている。

 同施設は「今後もさまざまな地域や施設と連携を図り、各地の文化に触れる機会をつくっていきたい」としている。

 問い合わせは、同施設電話045(788)8888。

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