日本酒学研究会の設立総会 

©株式会社新潟日報社

日本酒学研究会の設立総会であいさつする後藤奈美会長=8日、新潟市中央区

 農業、医療、歴史など文系理系の枠を超えた研究者らでつくる日本酒学研究会の設立総会が8日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。新潟大学など県内外の大学の研究者ら約20人が発起人に名を連ね、「日本酒学を確立し、研究の発展と普及に貢献したい」と決意した。

 2017年5月に新潟大学と新潟県酒造組合、新潟県が締結した連携協定に基づき、新潟大学は独自の科目「日本酒学」を開講。全国の産官学と連携し、さらに学問として発展させようと、研究会を設置した。

 総会には約40人が参加。初代会長に就いた、独立行政法人酒類総合研究所(広島県)の後藤奈美理事長は「活動の成果は研究だけでなく、日本酒の魅力や奥深さを伝えることにつながると期待している。新しい日本酒学の確立と発展に寄与したい」とあいさつした。新潟大学の「日本酒学センター」に事務局を置き、今後、研究成果の発表や、講演会、研修会を開く。

 総会後、新潟県酒造組合の大平俊治会長=緑川酒造=は「各分野の専門家による研究が日本酒の普及を支えてくれると期待している」と話した。

 9日午前10時45分と、午後3時15分から、朱鷺メッセで開かれる「にいがた酒の陣」会場で新潟大学日本酒学センターの教員がセミナーを行う。