大阪ガス、兵庫・姫路でバイオマス発電 23年稼動目指す

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大阪ガスグループが姫路市内に建設するバイオマス発電所の完成予想図(広畑バイオマス発電提供)

 大阪ガスは、兵庫県姫路市広畑区に出力7万5千キロワットの木質バイオマス発電所を建設すると発表した。バイオマス発電容量は、同社グループでは建設・計画中の2カ所と並んで最大級。同社子会社と九州電力の子会社の2社で運営会社を設立し、2023年8月の稼働を目指す。

 新日鉄住金が広畑製鉄所の近くに所有する遊休地約11万平方メートルで、賃貸借契約を結ぶ。運営会社は「広畑バイオマス発電」。資本金10億円で大ガスの子会社が9割、九電子会社が残りを拠出する。投資額は500億円以内の数百億円といい、一部をプロジェクトファイナンスでまかなう。

 グループの既存のバイオマス発電所では輸入木質チップなどを使っていたが、姫路では初めて国産材と混ぜて使い、国内森林資源の有効利用につなげる。

 国産材の安定供給を視野に、大ガスは同日、西信森林資源(三重県)、日本製紙木材(東京)と3社で、調達・販売の事業会社「グリーンパワーフュエル」を設立した。将来は大ガスグループ以外にも販売する。

 大ガスは30年ごろまでに、国内外で100万キロワット程度の再生可能エネルギー電源を確保する方針。国内のバイオマス発電所は00年から愛知、千葉、三重、徳島県で稼働か建設、計画中で姫路は7カ所目。兵庫県内では初めて。(佐伯竜一)