ヘリコプター搭載型巡視船「れいめい」進水

 三菱重工業長崎造船所で建造されている海上保安庁のヘリコプター搭載型巡視船の進水式が8日、長崎市飽の浦町の同造船所本工場であり、「れいめい」と名付けられた。艤装(ぎそう)工事を経て2019年度中に引き渡す。同造船所での巡視船建造は約20年ぶり。
 昨年2月に起工した。全長約150メートル、幅約17メートル。総トン数6500トンで、海上保安庁の巡視船としては最大級。ヘリコプター1機が搭載できる。建造費は約262億円。沖縄県・尖閣諸島周辺を含む海域の警備や救難業務などに当たる。配属先は未定。
 式には約70人が出席。第7管区海上保安本部の村上幸春・船舶技術部長は取材に「大規模な海難救助発生にも対応できる」と話した。

「れいめい」と命名された海上保安庁のヘリコプター搭載型巡視船=長崎市、三菱重工業長崎造船所本工場

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