<新生マドリーの旗印>今夏獲得するならこの選手

チャンピオンズリーグ(CL)3連覇中の王者レアルマドリーが、まさかのベスト16で敗退を喫した。この一週間で全タイトルを“事実上失う”というショッキングな一週間であった。勝利を義務付けられるこのクラブは、今夏、大改革が起こる可能性は低くない。

今シーズンのマドリーは得点力不足に喘いでいること、またベイルの退団が現実的であることから、優先すべき補強ポジションはフォワードである。従って、実際に獲得に動くであろうフォワード3選手を予想した。

①マウロ・イカルディ(インテル)

現在、5試合連続でベンチ外になるなど、チームとは上手くいっていないのは間違いないだろう。インテルは彼の婚約者に一番頭を抱えているようであり、移籍を選択する可能性は高いはずだ。

セリエAで得点王になるなど、実力・実績ともに申し分ない。マドリーにとって彼を獲得する千載一遇のチャンスと言えるだろう。

②ルカ・ヨビッチ(フランクフルト)

目下ブンデスリーガでレヴァンドフスキと並び、得点ランクトップタイだが、ヨビッチの方が600分以上少ない出場時間でマークしていることから、いかに得点力があるかが分かる。

彼の利き足は右足だが、左足のシュートを武器とするなど、多彩なシュート技術を兼ね備えている。まだ21歳と若く、伸び代も期待されることから、本気で獲得に動くだろうと予想する。

③ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)

スピードと決定力を兼ね備えるドイツ代表アタッカー。今シーズン11得点をマークし、昨シーズン(13得点)を上回る勢いで得点を挙げている。

マドリー移籍は以前から噂されるが、人気銘柄であり、移籍金の高さも踏まえると、獲得はそう簡単にはいかないだろうが、ぜひ見てみたい選手だ。

この他にもアザールやネイマールを獲得するのではないかと噂されるが、それは非現実的である。近年は若手選手を獲得し育成する路線に舵を切っているからだ。以前とは違い、明らかに大金使うことに難色を示しているのが伺える。

このような背景を踏まえて、上記3選手の獲得を狙うのではないだろうか。来シーズンは新監督就任も濃厚であり、今夏のマドリーの動向が非常に気になるところだ。

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