大ベテラン福士加代子、前田彩里、上原美幸らがMGC選考最終レースに挑む!【名古屋ウィメンズマラソン2019】

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名古屋ウィメンズマラソン、女子マラソンの最重要レースのひとつだ。国際大会の選考レースにも位置づけられ、「名古屋国際女子マラソン」時代から様々なドラマを生み出してきた。今回はMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権をかけた最後の選考レースだ。

主な出場選手は、岩出玲亜(アンダーアーマー)、福士加代子(ワコール)、前田彩里(ダイハツ)、上原美幸(第一生命グループ)だ。

出場選手の中で、岩出は唯一MGC出場権を既に獲得している。他の選手に比べ心理的余裕がある中で、自己ベストである2時間24分38秒の更新や同大会の過去最高順位(2016年 6位)のマークに期待がかかる。

大ベテランの福士は、年齢的にも最後のオリンピック挑戦になると考えられる。前回の大阪国際女子マラソンでは転倒の影響もあり途中棄権となってしまったが、最後の選考レースにしっかりと合わせて来るに違いない。自己ベストはエントリー日本人選手最速の2時間22分17秒。百戦錬磨の底力を見たい。

2015年同大会2位となっている前田は、自己ベストが福士に次ぐ2時間22分48秒。2014年の初マラソンではいきなり日本女子学生記録を更新、2度目のマラソンで世界陸上代表入りを果たすなど思い切りの良さが目立つ選手。最後のレースで東京五輪への道を拓けるか。

上原は昨年9月のベルリンマラソンが初マラソンとなる新星。自己ベストは2時間25分46秒で他の有力選手にはやや劣るものの、MGC選考に関して言えば2時間30分14秒以内をマークすればワイルドカードでの出場権を得ることができる。他の選手以上にタイムとの戦いになるだろう。

東京五輪出場をかけたMGCへの切符を掴むため、最後のチャンスにかける。

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