びわ湖から世界へ!激戦必至のMGC選考最終レース!【第74回びわ湖毎日マラソン】

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男子マラソン界、シーズン最後のビックマラソンと言えばびわ湖毎日マラソンだろう。東京マラソン同様に国際マラソンの選考レースにもなるこの大会は、あえて東京マラソンを回避した実力者が集まるレースだ。

東京オリンピックマラソン代表を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を決める男子の最終戦でもある。出場する主な日本人選手を紹介したい。

既にMGC出場権を持っているのが、山本憲二(マツダ)と川内優輝(埼玉県庁)の2人だ。山本は昨年の東京マラソンで大幅に自己記録を更新し早々にMGC出場を決めている。2月の全日本実業団ハーフでは20位とやや振るわなかったが、どこまで調子を上げてくるか。

来年度からプロに転向する川内は、「最強の公務員ランナー」として最後のレースとなる。東京オリンピックは目指さず世界陸上の出場のみを見据えているが、MGC参戦はありえるのか。3日に熊本で行われた金栗杯玉名ハーフマラソンにも出場しており、相変わらずのタフネスさを見せている。

その他の選手は、MGC出場権獲得を狙う。大石港与(トヨタ自動車)は、先日の全日本実業団ハーフマラソンで日本人最高位となる3位で1時間1分33秒の好タイムを叩き出した。好調を維持し、今大会も好タイムを狙いたい。

ニューイヤー駅伝で優勝した佐々木悟(旭化成)やサブテンの山本浩之(コニカミノルタ)の他、兼実省伍(中国電力)ら実力者も最後の選考レースにかける。

びわ湖から世界へ。東京五輪出場をかけたMGCへの切符を掴むため、60年以上の歴史がある老舗レースに挑む。

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