<震災8年>列車避難の手順確認 JR石巻線で津波想定訓練

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列車を降り、高台に向かう避難訓練の参加者

 JR東日本仙台支社は8日、東日本大震災で被災した石巻線沢田-浦宿駅間で、津波を想定した避難訓練を実施した。

 社員や地元の女川町職員ら約90人が乗客役などで参加。石巻駅を発車した列車(2両編成)が同区間を走行中、宮城沖を震源とする震度6強の地震に伴う大津波警報が発令されたとの想定で取り組んだ。

 警報を受信後、列車は緊急停止し、乗務員が車内で避難方法や避難先を説明した。乗客役の参加者はドアを一斉に開け、はしごを使わずに降車。約15分かけ、高台にあるホテルの駐車場まで徒歩で避難した。

 仙台支社の藤井玄安全企画室長は「状況や避難先の確認などおおむね及第点だった。さまざまな想定を踏まえ、訓練を続けていく」と講評した。

 石巻線は震災の津波で壊滅的な被害を受け、2015年3月に全線復旧した。