35km通過!海外勢がペースアップ!日本人トップは福士!【名古屋ウィメンズマラソン2019】

陸上 試合サマリー

名古屋ウィメンズマラソン2019が3月10日(日)に行われている。ギネス認定の女子レースMGC出場権をかけた最後の選考レースだ。曇り空で気温は11.8度、湿度60.5%、風もほとんどない絶好のコンディションの中レースがはじまった。

35km

ペースメーカーが外れついにレースが動く。海外勢が一気にペースを上げ、一時1km3分15秒ほどと10秒ほどペースアップ。ジェプケショ、ジェメリらが飛び出し、日本人3選手は徐々に引き離されてしまう。先頭の2人からデファーも少し遅れる。岩出、上原は苦しい表情に変わりながらも粘り、福士は淡々と走る。しっかりと前を見据え、トラックでしのぎを削りあったデファーを追いかけ日本人トップに立っている。このままいけば福士、上原、上杉、前田、池満、谷本の6人がMGC出場権獲得となる。

通過タイムと順位

1 V・ジェプケショ 1:58:05

2 V・ジェメリ 1:58:06

3 H・ジョハネス 1:58:18

4 M・デファー 1:58:24

5 M・ジェプコエチ 1:58:38

6 S・ドッセーナ 1:58:39

7 福士加代子 1:58:39

8 岩出玲亜 1:58:48

9 上原美幸 1:59:02

10 上杉真穂 2:00:06

11 前田彩里 2:00:32

12 池満綾乃 2:00:33

13 谷本観月 2:00:33

14 LI Zhixuan 2:00:33

15 R・クリフ 2:00:57

16 E・パシュリー 2:01:32

これまでの経緯

5km

最初の1kmは3分19秒と予定より少し速いペースで通過。このままいけば2時間20分台のゴールとなる好ペースだ。先頭集団は力のある海外招待選手に加え、福士加代子、前田彩里、上原美幸らMGC出場権を狙う日本人選手で構成。5km通過は16:53。海外勢に加え福士加代子、岩出玲亜、上原美幸が第一集団でレースを進み、前田彩里は第二集団で虎視眈々とレースを進めている。

10km

先頭集団と第二集団が少し離れてレースが展開される。引き続きペースメーカーが素晴らしいラップタイムを刻み、アップダウンに関わらず淡々とレースが進んでいる。海外勢も冷静に走り、日本人の中では岩出が先頭を引っ張り、福士や上原がしっかりとついている。MGC出場権を獲得している岩出も快調。10kmの通過は33:44。5-10kmも16:51と安定して好ペースが刻まれている。出場権を狙う選手のひとり、前田は第二集団で前を見据える展開が続いている。

15km

依然好ペースでレースが進んでいる。先頭集団の顔ぶれは変わらず力のある海外選手に加え岩出、ベテランの福士、上杉、上原が属している。その中で上杉は自己ベストを大幅に上回るチャレンジとなっており、先頭集団の後ろに着くような姿が目立ってきた。このままのペースで走りきればもちろんMGC出場権獲得となる。給水所で第二集団の谷本と吉田が転倒するアクシデントも。

20km

1km3分25秒前後の安定したペースが刻まれ続けている。先頭集団は依然10人で構成されており、岩出、福士、上原、上杉の4人がしっかりとついている。給水所付近で一瞬ペースが上がり上杉が遅れかけたものの、再度ペースが落ち着き上杉も戻る。後半戦に期待したい。第二集団では先程の転倒の影響か、給水付近では様子を見合ったものの、同様に安定したペースを刻んでいる。その中でMGC出場権を狙う下門が遅れ始めてしまう。

25km

先頭集団10人は大会記録も狙える好ペースで進む中、自己記録を上回るハイペースとなっている上杉の表情が徐々に厳しくなってくる。何度か集団から離されそうになるが、必死の形相で粘っている。MGC出場タイムを大幅に上回っている中で素晴らしいチャレンジと言えるだろう。第二集団は前田を中心にレースが進んでいるが、徐々に崩れ始めている。

30km

26kmをすぎたところで、ここまで粘りの走りを見せてきた上杉がついに遅れはじめてしまう。徐々に離され始め、先頭集団から10-20mほどの差がついてしまう。1人でもレースを作れる上杉、最後まで粘りきりMGC出場権を狙いたい。先頭集団では上原が快調に走り続けている。MGC出場権を持つ岩では徐々に表情が苦しくなり始めている。まもなくペースメーカーが外れ、激戦が予想される。

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