【順位結果】インディカー・シリーズ開幕戦セント・ピーターズバーグ決勝レース

 セント・ピーターズバーグ市街地コースで開幕戦を迎えた2019年のインディカー・シリーズ。10日に行われた決勝レースは、予選2番手のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が勝利した。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、予選20番手から巻き返すも75周目にマシントラブルでリタイアとなった。

 セント・ピーターズバーグで8度目のポールスタートとなったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。序盤はトップをキープする。しかし、フルコースコーションからのリスタートとなった25周目にルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)が1コーナーでインを差して逆転。

 50周終わりでパワーが先に2回目のピットインへ。その翌周にローゼンクヴィストが続く。

 パワーはローゼンクヴィストの鼻先で前に出ることに成功する。54周終わりににピットインしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)もパワーには届かなかったが、ローゼンクヴィストの前でピットアウト。

 ステイアウトしたニューガーデンは55周目まで2回目のピットインを伸ばし、パワーと3秒の差を付けてピットアウト。ここからレッドタイヤで後続を引き離していく。

 58周目、ディクソンがパワーを交わして、ニューガーデン、ディクソン、パワー、ローゼンクヴィストと続きレースは後半戦へ。

 佐藤琢磨は20番手スタートから8番手まで順位を上げるも、ギヤトラブルで74周目終わりでピットイン。マシンを止め、リタイアとなった。

 リーダーのニューガーデンは、2番手のディクソンと8秒差をキープして残り30周で最後のピットイン。

 勝負のラストスティント。ディクソンは徐々にタイム差を縮め、残り10周で1秒差に詰め寄る。しかし、ニューガーデンも安定した走りを見せ、トップチェッカー。昨年のロードアメリカ戦以来となる勝利を獲得した。

■2019NTTインディカー・シリーズ第1戦セント・ピーターズバーグ/決勝レース結果

Pos. No. Driver Team Eng Laps SP

1 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 110 2

2 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 110 4

3 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 110 1

4 10 F.ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ H 110 3

5 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 110 6

6 5 J.ヒンチクリフ アロウ・シュミット・ピーターソン H 110 9

7 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 110 13

8 88 C.ハータ ハーディング・スタインブレナー H 110 11

9 19 S.フェルッチ デイル・コイン・レーシング H 110 23

10 60 J.ハーベイ マイヤー・シャンク・レーシング H 110 7

11 21 S.ピゴット エド・カーペンター・レーシング C 110 16

12 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 109 10

13 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ・オートスポート H 109 17

14 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 109 14

15 14 T.カナーン A.J.フォイト・レーシング C 109 21

16 59 M.チルトン カーリン C 109 24

17 23 C.キンボール カーリン C 109 8

18 81 B.ハンレイ ドラゴンスピード C 108 12

19 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 75 20

20 7 M.エリクソン アロウ・シュミット・ピーターソン H 54 18

21 20 E.ジョーンズ エド・カーペンター・レーシング C 25 15

22 4 M.レイスト A.J.フォイト・レーシング C 25 22

23 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 19 5

24 18 S.ブルデー デイル・コイン・レーシング H 11 19

※リザルトは編集部調べ

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