フェルスタッペン、チームリーダーの役割は否定「経験は積んでいるけどそのことで大きな違いはないよ」

 今年、マックス・フェルスタッペンは、F1で5シーズン目を迎える。2018年までトロロッソ・ホンダで活躍し今年からレッドブルに移籍した新チームメイトのピエール・ガスリーはまだ2シーズン目だ。

 フェルスタッペンは、多少なりとも自身をチームリーダーのように感じているだろうか?

「個人的には自分がチームリーダーという気持ちではないよ。もちろん以前よりも経験を積んだドライバーになっているけど、そのことで大きな違いがあるとは思わないね」とフェルスタッペンは語った。

 ダニエル・リカルドの後任としてレッドブルに加入したガスリーとは、どのように仕事をしていくのだろうか?

「ピエールはとてもいいやつだよ。それに彼がとても速いのは確かだ。でも何か問題があるとは思わない。もちろん最初は彼もチームに溶け込まなければならないけれど、チームスタッフたちは、みんなとてもいい人たちだから、彼もすぐ馴染むことができると思う。彼と組むのを楽しみにしているし、一緒に多くの好結果を出せるよう願っているよ」

 リカルドはフェルスタッペンの8歳年上だったが、フェルスタッペンは彼とは非常に良好な関係にあった。

■F1の5シーズン目に向けて自信を深めるマックス・フェルスタッペン

「ダニエルは素晴らしい人だ。そして彼もとても速かった。それにお互いに隠し事をしないという点で彼はとてもオープンだったよ。それはとても良かったことだ。彼との仕事はいつでもとても楽しめたよ。コース上ではもちろんお互いに打ち勝とうとしていたけれど、コース外では深く尊敬し合っていた」

「僕は自分のキャリアを通じて経験を重ねている。それが自分の役に立つんだ」

「今ではより全体的なことから経験を得ている。その経験が僕を成長させるんだ。あるときは、いくつか小さな領域で改善できる箇所を見つけた。僕はもう5年レースをしている。F1で4年、F3で1年だ。だから多くの体験や予選セッションで経験を積んできた」

「何年もの間、物事をこなすことで向上するんだ。タイヤについてもより理解できて、限界まで使えるようになる。そういうことが大きく役立った。経験して実践するんだ」

「人々は僕をF1で10年やそれ以上も走ってきたドライバーたちと比較するからね。最初のうちは簡単ではない。F1の誰もが速いからだ。そして経験がないと最初は彼らに打ち勝つのが難しい。時を経て実戦を重ねるうちに勝てるようになるんだ」

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