障がい者のボート競技、パラローイング・有安諒平選手が登場。
クラスは「PR3」。男女4人の混合チームで、同じボートに視覚障がいと肢体不自由の選手が乗り込み、漕ぎ手とコックス(舵手)でタイムを競う。「みんながバラバラだとボートはうまく進まないです。力を一つにした時に推進力が生まれる。その瞬間が一番気持ちいいですね」。
以前はパラ柔道に打ち込んでいたが、3年前にボート競技へ転向。現在は医学研究の仕事と両立しながら、競技に打ち込む。
「男女の力の差もあれば、障がいも違う。でも、それぞれが認め合って、うまくタイミングを合わせれば、もっといいタイムが出せる」
チームの中では練習に少し厳しいが、優しい一面も見せる頼もしい存在だ。目指すは20年の東京。心を一つに、メダル獲得を目指す。
有安諒平(ありやす・りょうへい)
1987年2月2日生まれ 32歳 東京都出身 杏林大大学院医学研究科
東急イーライフデザイン所属
15歳で黄斑ジストロフィーを発症
パラローイング日本代表、日本ボート協会指定強化選手
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