「東北の力に」 J1川崎若手選手らが街頭募金活動

復興支援への募金を呼び掛ける川崎フロンターレのサポーターら=川崎市高津区のJR武蔵溝ノ口駅

 東日本大震災の被災地支援を続けるサッカーのJ1川崎フロンターレが11日、川崎市高津区のJR武蔵溝ノ口駅周辺で街頭募金活動を行った。クラブスタッフやアカデミーに所属する若手選手をはじめ、川崎、仙台の両サポーターら総勢54人が通行人らに協力を呼び掛け、25万円超が寄せられた。

 クラブは震災復興支援活動「Mind-1 ニッポンプロジェクト」を立ち上げ、岩手県陸前高田市を支援。2015年にはクラブと同市が友好協定を結ぶなど、「支援はブームじゃない」を旗印に交流を重ねてきた。この日、集まった義援金はクラブが行う支援活動などに充てる。

 初参加となった川崎フロンターレU-18に所属するDF森璃太選手(17)は「少しでも東北の人のために力になりたい。皆さんの温かさが伝わった」と語り、仙台市出身で仙台サポーターの松本健太郎さん(44)は「フロンターレへの感謝の気持ちと、震災を風化させたくない思いで毎年参加させてもらっています」と話した。

 17日の等々力陸上競技場(中原区)でのガンバ大阪戦の試合前には、フロンターレの選手会主催の募金活動も実施する予定。

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