引退決断の元ヤクルト林昌勇、1004試合登板に韓国紙「非常に稀なケース」

2017年には韓国代表としてWBCにも出場した林昌勇【写真:Getty Images】

韓国紙「朝鮮日報」が報じる「投手で1000試合出場は非常に稀」

 昨季限りで現役を引退することを決断した元ヤクルトの守護神・林昌勇投手。韓国、日本、そしてアメリカで24年間にわたり現役生活を送り、通算1000試合以上に登板した韓国球界きっての鉄腕の引退は、韓国国内でも衝撃を与えた。

 韓国紙「朝鮮日報」は「イム・チャンヨンが24年のキャリアに幕を閉じる」との見出しで記事を掲載。その中で「この43歳の選手は、韓国史上最高の右サイドスロー投手の一人だと考えられている」と、右腕が積み重ねてきた偉大なキャリアを称賛している。

 サイドスローから最速160キロのストレートを繰り出す剛腕だった林昌勇。起亜でプロ生活をスタートさせ、2008年からはヤクルトに在籍。クローザーとして活躍し、5年間で239試合に登板して11勝13敗128セーブ、防御率2.09の好成績を残した。カブスを経て、韓国へ戻ると、サムスン、起亜でプレーし、日米韓通算1004試合に登板した。

 この記事内では「打者とは違い、投手が1000試合以上に出場することは非常に稀なケースである。というのも、この数字は20年という期間の中で、年間に最低でも50試合登板することが必要となるからだ」と、記録の偉大さに改めてスポットを当てた。日本でも通算1002試合に登板した岩瀬仁紀氏(元中日)が昨季限りで引退。日本、そして韓国の鉄腕リリーバーが相次いで現役を離れることになった。(Full-Count編集部)

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