今季も欧州各国リーグはクライマックスに近づき、得点王争いも佳境に入っている。
そこでちょっと気になったのが、「アウェイの試合でのゴールだけを見た場合はどんなランキングになるのだろうか」ということだ。
ということで、今回は5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)でそのデータを集計してみた。同じアウェイゴール数であれば、総ゴール数が少ない方を上位とした。
11位:キリアン・エムバペ(PSG)
ゴール数:24
そのうち決勝ゴール数:9
アウェイでの得点9ゴールで並んでいるなかで、最も総ゴール数が多かったのはエムバペ。まあこれだけ獲っていれば9つくらいはアウェイになるなという印象ではある。
10位:クリスティアン・ストゥアニ(ジローナ)
ゴール数:16
そのうちアウェイでのゴール数:9
9位:カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)
ゴール数:13
そのうちアウェイでのゴール数:9
カリム・ベンゼマはなんとサンティアゴ・ベルナベウで4ゴールしか決めていなかった!13点獲っているのにもかかわらず「得点力が…」と言われるのはこのせいなのか。
8位:ファビオ・クァリャレッラ(サンプドリア)
ゴール数:20
そのうちアウェイでのゴール数:10
6位:クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
ゴール数:19
そのうちアウェイでのゴール数:10
イタリアでプレーするベテランFW2名がランクイン。アラフォーながら活躍を続けるクァリャレッラは総ゴール数のちょうど半分ずつをホーム&アウェイで分け合っている。
6位:クシシュトフ・ピョンテク(ジェノア→ミラン)
ゴール数:19
そのうちアウェイでのゴール数:10
5位:ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)
ゴール数:17
そのうちアウェイでのゴール数:10
ポーランドの新旧エースが仲良く同じゴール数で並んでいる。チームを変わりながらもゴールを量産し続けるピョンテクの勝負強さには「本物感」がある。
4位:リオネル・メッシ(バルセロナ)
ゴール数:26
そのうちアウェイでのゴール数:11
1位:ハリー・ケイン(トッテナム)
ゴール数:17
そのうちアウェイでのゴール数:11
3人いる1位のうち一人はハリー・ケインだ。あんまりそんな印象はないかもしれないが、17ゴール中11点が敵地であげたもの。まあ残りもウェンブリーであって本拠地ではないのだが…。
26ゴールを決めているメッシもそのうち11が敵地。ただ総ゴール数でケインらを上回っているので4位に。
1位:ドゥバン・サパタ(アタランタ)
ゴール数:17
そのうちアウェイでのゴール数:11
1位:ニコラ・ペペ(リール)
ゴール数:17
そのうちアウェイでのゴール数:11
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ケインと同じ1位になった意外な二人はドゥバン・サパタとニコラ・ペペ!彼らも17ゴールのうち11が敵地であげたもの。やはりビッグクラブが狙うにはワケがある…。