横浜、春の「客船シーズン」 国内外2隻が同時接岸

横浜ベイブリッジをくぐり初入港した「コロンバス」=12日午前5時55分ごろ、横浜港

 横浜港で春の客船シーズンが到来した。12日早朝、クルーズ&マリタイム・ボヤージュ(英国)が運航するバハマ籍の「コロンバス」(6万3786トン)が初入港した。

 着岸した横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)では商船三井客船の「にっぽん丸」(2万2472トン)も寄港し、2隻の同時着岸が実現した。

 コロンバスは同港で、今年最初の初入港船。全長247メートル、英国など欧米の乗客ら約1300人を乗せてティルベリー(ロンドン)を出港し、120日間の世界一周クルーズの途中でパプアニューギニア・ラバウルから寄港した。

 船内では市の主催で初入港歓迎セレモニーが開かれた。横浜観光親善大使らから初入港記念盾や横浜の名所が描かれた法被をプレゼントされたイリアス・ヴェネタンティス船長は「ずっと来たかった横浜に客船の船長として初めて来ることができて喜んでいる。来年以降も横浜港に寄港したい」と笑顔で話した。同日夜、鹿児島に向けて出港した。

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