ハム吉田輝、初対外試合で1回無失点 敵軍脱帽「千賀投手になれる真っ直ぐ」

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日本ハム・吉田輝星【写真:荒川祐史】

最速146キロで空振り三振を喫した岩見「いい投手。いいストレート」

 日本ハムのドラフト1位、吉田輝星投手が12日、イースタン教育リーグ・楽天戦(鎌ヶ谷)でプロ初の対外試合登板。7回から4番手として救援し、1回1奪三振1四球、1安打無失点だった。直球の最速は146キロだった。

 7回、先頭のヒメネスの四球を与えたが、岩見を146キロ直球で空振り三振に。続く山下の中前打で1死一、二塁としたものの、代打・橋本を143キロ直球でバットを折ってニゴロ併殺打に仕留めた。

 昨夏に”金農旋風”を巻き起こした18歳を相手打者はどう見たのか。二ゴロ併殺打に打ち取られた橋本は「質のいい、回転のきれいな真っ直ぐを投げていた。高校生であれだけの球を投げられるのは、さすがだった」と称賛。続けて、こう証言した。

「今年(宮崎の練習試合で)ソフトバンクの千賀投手と当たったんですけど、将来的に千賀投手になれるような真っ直ぐを投げていた。スピードは別にして球の質感は似ているかなと思いました」

 巨漢スラッガー・岩見雅紀は脱帽だった。7回無死一塁で高めへの最速146キロの直球に空振り三振に倒れた。

「いい投手でした。伸びがとても良かったです。いい球でした。いいストレート。最後は完全にボール球。僕のミスです」

 この日対戦した打者4人の中で唯一快音を飛ばした山下斐紹が評価したのは「ルーキーっぽくない」投球術だった。7回1死一塁で対戦。1ボール2ストライクと追い込まれてから144キロ直球を中前へ打ち返したが、直前では一塁走者の代走・南が牽制死になりそうな鋭い牽制球を見せていた。捕手ならではの細かい視点で右腕の印象を語った。

「しっかり長く持ったり、クイックしたり、首の使い方はうまかった。ルーキーっぽくないというか、しっかりできていた。高めの真っ直ぐは、すごく速く感じました」

 この日は報道陣30社80人が集結。鎌ケ谷スタジアムに集まった1306人の観客からは大歓声を浴びた。吉田輝は「全力のストレートはそんなに多くは投げていないですけど、しっかりカウント取れたのでいいボール投げられた。三振取った時の高めのボールは、球速以上に自分の求めているキレとかが感じられた。だいぶ試合慣れしてきたなと思いました。(今後へ)テンポを良くしていきたい」と振り返った。

 光り輝く将来を感じさせるのは十分な対外試合デビューとなった。(Full-Count編集部)