休館中のむかわ町穂別地球体験館が今月末に閉館

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 むかわ町は、胆振東部地震で被害を受け休館している町穂別地球体験館を今月末で閉館する。施設の復旧費用が多額になることに加え、穂別博物館を核とした周辺施設の再整備では地球体験館の跡地に「むかわ竜」の展示棟を新設する方針を固めていることなどから、27年間の営業にピリオドを打つ。21日には屋外で最後のイベントを開く。

 地球体験館は1992年(平成4年)に開館。鉄骨造り平屋建て、床面積は約2千平方メートル。熱帯雨林や砂漠、極寒など地球のさまざまな環境を体感できる施設。地球の誕生の歴史などを学べるほか、巨大ジオラマが来館者に迫力とリアルさを伝え人気を呼んだ。昨年3月末までの入館者は約66万人を数える。

 町によると、地震により建物内の天井に設置したエアコンが床に落下し損傷したほか、入り口付近の天井が抜け落ち、展示物にも大きな被害が出た。昨年9月6日以降、半年以上、一般公開は見送られている。

 施設の復旧費用は約2億5千万円ほど掛かる上、町は再整備計画で国内最大の恐竜全身骨格恐竜「むかわ竜」の展示施設を2020年度にも完成させる計画を描いている。このため、再開のための財政負担の大きさを考慮し、体験館を前倒しで閉館することを決めた。

 町では21日、「27年間ありがとう 地球体験館さよなら」と銘打ちイベントを開く。午前10時からは町民ホールを会場に「地球体験館かるた大会」を開き、施設の歴史や展示内容について学んでもらう。午前11時半からは地球体験館玄関前で記念撮影や記念品のプレゼントを行う。

 詳細は地球体験館、電話0145・45局2118番へ。 (佐藤重伸)

【写真=27年間の営業を終え閉館が決まった穂別地球体験館】