「旬」とは野菜や果物、魚介などにおいて最も新鮮においしくいただくことのできる時期のことです。さらに、栄養面でもビタミンやミネラルなどが通常よりも多く含まれているといわれていたり、良いことづくし！そんな「旬」の果物や、奈良の食材を最高においしい状態で味わってほしい、という想いから生まれた「スムージー専門店　ドリンクドランク」さんをご紹介します！

「飲む果物」スムージー

「ドリンクドランク」さんは近鉄奈良駅から三条通りを南に歩くこと５分、猿沢池の近くにあります。オーナーの平野さんは、果物の彩り、それぞれの素材独特の食感、香り…　それがたった１杯のスムージに閉じ込められていることに魅了され、以来２０年間スムージーづくりにのめり込んできたといいます。「からだに良いスムージー」もいいけれど、とにかく「おいしいスムージー」をモットーに、果物の新しい楽しみ方を伝え続けている平野さん。

どんなスムージーがあるのか、気になりますよね。オーナーのおすすめを味見させていただいたのでレポートします！

メロンのおいしさ丸ごと

まずは、大人気！「奈良宇陀産メロンのスムージー」。まるでメロンの甘い部分だけをギュッと閉じ込めたかのような贅沢な１杯です。

それもそのはず、極限まで完熟にしたメロンを贅沢にも２００ｇほど使用しているそう！濃厚なメロンの果汁をミルキーに包み込み、くどすぎない甘さに仕上げられています。メロンの果肉も添えられていて、メロン好きにはたまりませんでした。期間限定商品のため、９月いっぱいはあるかも！？とのことですのでお早目に。

「和」のデザート感覚スムージー

続いては「大和茶とバナナの和スムージー」。 大和茶のほうじ茶をベースにし、お茶を細かい微粉にしてスムージーに練りこんでいるそう。

ほうじ茶の香ばしさとバナナのまろやかな甘さがマッチ！なんとバナナは１本まるごと使用！消化が良く、エネルギーにもなり、腸内環境も整い、リラックス効果もある万能の１杯です。添えられている豆せんべいと一緒に食べてもおいしい！

新たな発見！トウガラシっておいしい！

こちらは奈良県産の「やまと甘なんばん」というトウガラシを使ったスムージー。「トウガラシって辛いイメージが強いけど、おいしいスムージーに仕上がるの？」と思いますよね。トウガラシの風味だけを残して、パイナップルの酸味がスッキリした飲み口に仕上げています。また、パイナップルの繊維が残っているので食感も楽しい！辛みはないのですが、後味にトウガラシらしいピリッとした刺激が残ります。

なんだかヤミツキに…「ドリンクドランク」さんではそれぞれの果物に一番合う素材を１０ｃｃ単位でレシピを合わせて研究しています。その結果がトウガラシ×パイナップルなんですね！

新しい出会い、発見も

「ミキサーの感覚や音を拾って、一番いい状態になるように混ぜ合わせています」という平野さん。

何度も状態を確認し、真剣な眼差しでミキサーの中の果物と向き合う平野さんから、最高の形で提供したいという想いや愛情を感じました。

さらに「おいしくいただく」ということだけではなく、スムージーを通して新しい食材との出会いや、組み合わせ次第よりおいしく楽しめることを学びました。観光にこられた方も、地元の方も、ぜひ奈良の果物の美味しさに触れてみてください。

※この記事は取材当時の情報です。