故・横井英樹氏が率いたグループの1社、日本産業(株)(東京)が破産

 日本産業(株)(TSR企業コード:290893399、法人番号:2013201007892、中央区日本橋本町4-12-11、登記上:目黒区柿の木坂1-16-11、設立昭和31年3月、資本金3億150万円、横井裕彦社長)は3月6日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には藤井康弘弁護士(藤井法律事務所、渋谷区恵比寿4-20-3、電話03-5789-5838)が選任された。
 負債は現在調査中。

 株の買占め事件やホテルニュージャパン火災事故などで有名となった故・横井英樹氏率いる横井グループの1社。東京、名古屋、大阪、京都などでボウリング場やパチンコ店を経営し、ピーク時には年間売上高約100億円をあげていた。しかし、バブル経済崩壊後は多額の負債を抱え業況が悪化。さらに火災事故裁判での敗訴判決や不動産の差し押さえなどを受けていた。
 ボウリング場の営業継続により多額の債務処理を行うため平成15年4月、東京地裁に民事再生法の適用を申請(負債総額約900億円)。15年12月に再生計画が認可され、17年8月には再生手続が終結となっていた。

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