トロロッソのクビアト「ホンダとの初テストはうまくいった。実戦でパフォーマンスを確認するのが楽しみ」/F1オーストラリアGPプレビュー

 スクーデリア・トロロッソのダニール・クビアトが、プレシーズンテストで非常に順調に作業をこなすことができたため、2019年F1開幕戦に向けてとてもいい状態にあると語った。

 1年間F1から離れていたクビアトは、2019年に慣れ親しんだトロロッソに復帰。今週末の開幕戦オーストラリアGPで2年ぶりにアルバートパークを走行する。クビアトは、テスト期間に順調に446周を走りこみ、F1復帰への準備を整えた。

「テスト期間にとてもいい仕事をして、たくさんの周回を走った。テストで課題をこなせたというのは何よりも大事なことだよ」とクビアトは言う。

「コースに出るたびに、自分たちはいい状態だと感じた。ただ、正確にどれぐらい好調なのかは、実際にシーズンが始まってみるまで分からない」

「今回初めてホンダと一緒に働いたのだが、とてもスムーズに作業を進めることができた。彼らはとても努力家だ。ただ、パフォーマンス上、僕らがどのあたりに位置するのかについては、最初の2、3戦を終えるまでは判断できない」

「トロロッソのスタッフとまた一緒に働き始めたわけだが、チームの姿勢はとてもポジティブだ。誰もが懸命に作業に取り組み、いい形で集中している。シーズンが始まってからも、この状態を維持していきたい。僕らは正しい道を進んでいる」

2019年第2回F1テスト2日目 ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

「シーズン開幕戦がすごく楽しみだ。1年休んだから、またメルボルンで走れるのがうれしい。この瞬間をずっと待っていた。でも、開幕戦に興奮するよりも、自分たちの仕事に集中することが大事だ」

「メルボルンはさまざまなタイプのコーナーを備えた、とてもテクニカルなトラックだ。路面がバンピーだから、マシンのコントロールの面でいいテストにもなる。決勝終盤には日が落ちてきてコースの一部が暗くなるのも厄介で、ミスが出やすくなるから、注意しなければならない。100パーセントの集中力が必要になる」

「ここで1周をうまくまとめることができると、本当にいい気分になる。ひとつお気に入りのセクションを選ぶなら、高速シケインだね。今のF1マシンで走ると、最高の気分になると思う。低速コーナーでは、正確にミスなく走る必要がある」

「テストでしっかり準備を整えることができたから、あとはメルボルンで戦うだけだよ!」

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