無罪男性の賠償請求を棄却、大阪

地裁「嫌疑に合理性あった」

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 大阪府岸和田市で2012年に起きた暴行事件で起訴後にうその被害申告が判明し、無罪となった大阪市の男性(68)が、違法に約1年2カ月の身体拘束を強いられたとして、国と府に計約1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は13日「男性に嫌疑があったとした捜査機関の判断に合理性はあった」とし請求を棄却した。

 判決理由で山地修裁判長は、事件の内容から「身体拘束が(必要以上に)長かったことは否定しがたい」と指摘。一方、口裏を合わせた被害者らが暴行について当初から一致した供述をし、信用性が認められる状況だったことから、起訴や拘束の違法性を否定した。