VRで自転車事故体験 県警が大分中・高で「教室」【大分県】

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VRゴーグルを使った動画で自転車事故を疑似体験する生徒=13日、大分市の大分中・高校

 県警は13日、大分市明野高尾の大分中・高校(小山康直校長、902人)で仮想現実(VR)を活用した自転車教室を開いた。通学時の安全確保とマナー向上が目的で、VRゴーグルを使った指導は県内で初めて。

 生徒約650人が参加。吉田幸子県警交通企画課安全係長が県内の自転車事故状況を説明後、生徒は自身のスマホで動画を再生。VRゴーグルを通して視聴し、横断中の歩行者と衝突する状況を体感した。

 高2の新宮萌愛(しんぐう・もえ)さん(17)は「実際に事故に遭ったことがないので貴重な体験だった。自転車に乗る際は視野を広くしたい」と話した。

 県内は昨年、中高生が絡む人身事故が212件発生。うち自転車関係は134件で約6割を占めた。吉田係長は「事故が起きる時間帯は午前6~8時に集中する傾向があり、出合い頭が最も多い。自転車を安全に利用してもらうため、家庭でも体験してほしい」と呼び掛けた。

 専用映像は動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開中。市販のVRゴーグルで疑似体験できる。