糸数氏に衆院4区打診 立憲、国民 参院比例も模索

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 夏の参院選との同日選が取り沙汰される衆院選に向け、立憲民主党と国民民主党が衆院沖縄4区の候補者として、今夏に任期を迎える糸数慶子参院議員(71)に出馬を打診していることが13日、分かった。糸数氏は本紙に対し「選挙が決まっていない中、出馬については考えていない。(今度)どう動くかは未知数だ」と述べるにとどめた。一方、国民民主は夏の参院選で比例代表候補としての擁立も模索しているという。

 立憲民主、国民民主両党は参院野党第1会派の座を巡る主導権を争いの中で、糸数氏に統一会派入りの秋波を送っている。糸数氏周辺によると、先週に国会内で両党の幹部とそれぞれ面談したという。沖縄4区は、前回2017年10月の衆院選で自民党公認の西銘恒三郎氏が当選したことで、沖縄選挙区で唯一、国政野党の候補者がいない選挙区となっている。

 糸数氏は当初、夏の参院選への出馬に意欲を示していた。しかし所属していた社大党が、琉球大法科大学院教授でオール沖縄会議共同代表の高良鉄美氏(65)の擁立を決めたため出馬を断念し、高良氏の支援に回ることを表明していた。立憲民主、国民民主両党は、衆院選が参院選と同日選になった場合、候補者擁立が間に合わない恐れがあるとして、全県的に知名度がある糸数氏に出馬を打診したとみられる。

 糸数氏は、出馬断念を表明した1月の会見で「会見は引退表明ではない。参院選だけがチャンスではないので、必要だと県民が考えるなら頑張りたい」と、今後も政治活動を続ける意向を示していた。

(吉田健一)