東京ドームでミサ検討 ローマ法王訪日時 前田枢機卿明かす

 ローマ・カトリック教会の前田万葉枢機卿(長崎県新上五島町出身)は13日、長崎市内で長崎新聞社の取材に応じ、11月下旬に予定されるローマ法王フランシスコの訪日に合わせて、東京ドームでミサの開催を検討していることを明らかにした。

 法王は東京と、被爆地の長崎、広島を訪問する意向を示している。東京では天皇陛下や首相との面会、長崎では核兵器廃絶に向けた平和のメッセージの発信や長崎県営ビッグNスタジアムでのミサ開催などが検討されているという。

 具体的な訪日日程は、ローマ法王庁(バチカン)や日本政府、日本カトリック司教協議会などが調整を進めている。今のところ11月25日を軸に3泊4日前後の滞在が見込まれる。前田枢機卿は日程の正式決定と発表の時期について「6月終わりから7月ごろになるだろう」と語った。

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