大型補強のフィリーズ 三塁とセンターで続くレギュラー争い

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フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は、先月スプリング・トレーニングが始まった時点で、正三塁手の座をマイケル・フランコとスコット・キンガリー、正中堅手の座をオドゥベル・ヘレーラ、ロマン・クイン、アーロン・アルテールの3人に競わせる方針であることを明言していた。そして、その競争は現在も続いている。今オフ、大型補強を展開したフィリーズにおいて、三塁とセンターのレギュラーポジションを手にするのは誰だろうか。

正三塁手の最有力候補はフランコだ。体調不良により欠場が続いていたフランコだが、日本時間3月14日のヤンキース戦で指名打者として復帰。5打数2安打を記録し、オープン戦の成績は打率.233(30打数7安打)、1二塁打、1本塁打、6打点、OPS.648となった。一方、ライバルのキンガリーは同試合に三塁手として先発出場し、4回に2ランを放ってアピール。オープン戦の成績は打率.212(33打数7安打)、1二塁打、1三塁打、1本塁打、3打点、OPS.651となっている。複数ポジションを守れるキンガリーを控えに置いておくと便利なこと、フランコが3年連続20本塁打以上と一定の成績を残していることなどを考慮すると、正三塁手争いはフランコが優勢と言えるだろう。

正中堅手争いはヘレーラがフロントランナーとなり、それをクインとアルテールが追う展開となっている。左ハムストリングの故障により調整が遅れているヘレーラだが、日本時間3月17日のアストロズ戦で復帰予定。開幕には間に合う見込みである。クインは右の腹斜筋を痛めて故障者リストで開幕を迎える可能性があり、アルテールはオープン戦ここまで打率.273(22打数6安打)、1二塁打、4打点、OPS.732という成績。クインはレギュラー争いから脱落したも同然だが、アルテールもヘレーラを脅かすほどのパフォーマンスを見せられていない状況だ。

MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーも、三塁・フランコ、中堅・ヘレーラの布陣で開幕を迎える可能性が最も高いと語っており、キンガリーとアルテールが開幕スタメンの座を手にするためには、残り2週間で猛アピールが必要になりそうだ。