公共建築物の木造化、木材利用促進法施行後で最多の80棟

 国土交通省と農林水産省は3月14日、各省庁が整備する公共建築物における2017年度の木材利用状況を取りまとめて公表した。

 同年度に木造で整備を行った低層(3階建て以下)の公共建築物は80棟(前年度比190.5%)となり、木材利用促進法が施行された2010年以降で最多となった。合計延べ面積は9457m2、木造化率は63.0%だった。また、内装等の木質化を行った公共建築物の総数は171棟(同90.5%)。木造化、木質化による木材使用量は3139m3(同85.1%)だった。

 今後の木材利用促進に向けて国が講ずべき措置としては、各省計画に従って整備する公共建築物での木材利用を確実に推進するとともに、CLT等の新たな木質部材の活用に努めることなどを挙げている。

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