【MLB】田中将大、367億円男を“三振斬り” MLB公式も注目「ハーパーを沈黙させる」

フィリーズとのオープン戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

メジャー史上最高総額契約のハーパーを2打数無安打に封じる

 2年ぶり4度目の開幕投手を務めるヤンキースの田中将大が13日(日本時間14日)、オープン戦のフィリーズ戦に先発し、3回2/3を6安打2失点6奪三振無四球と好投した。メジャー史上最高総額となる13年3億3000万ドル(約367億円)の超大型契約でフィリーズに加入したブライス・ハーパー外野手と対戦し、1奪三振を含む2打数無安打。米メディアは「タナカがハーパーを沈黙させる」と伝えている。

 田中は初回、2死走者なしでハーパーを一ゴロに抑えるなど3者凡退のスタート。2回は無死満塁の大ピンチも後続を断って無失点で切り抜けると、3回1死二塁打ではハーパーを89マイル(約143キロ)のスプリットで空振り三振。4回先頭のリアルミュートにソロ弾を浴び、2死一塁で降板後に2番手グリーンが2ランを浴びたため、田中の失点は「2」となった。

 現在、米メディアが最も注目しているは、やはり相手主砲のハーパーの打席。まだ出場3試合ながら3打数無安打3四球とオープン戦はヒットが出ておらず、ESPNは「ハーパーがヤンキースのタナカに2打数0安打」とのタイトルで報じた。

 記事では「水曜日の夜、ブライス・ハーパーはフィラデルフィア・フィリーズと球界史上最高額の契約をしてから、オープン戦で3試合目、敵地では初めてとなる試合に出場し、ニューヨーク・ヤンキースの開幕投手マサヒロ・タナカと対戦し、2打数0安打だった」とレポート。ハーパーが「6回打席に立ったと思う。タイミングを合わせなければならない。それが一番重要なことだ。よく見えているとは思う。ただ、タイミングを合わせなければならない」と話したことも伝えている。

 また、MLB公式サイトは「タナカが大ピンチを乗り切り、ハーパーを沈黙させる」とのタイトルで、開幕投手に決まっている田中の投球について報じた。“ハーパー斬り”を済ませ、田中が4度目の開幕戦のマウンドへ順調に歩みを進めている。(Full-Count編集部)

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