ミニ新幹線「メリットない」 新鳥栖-武雄温泉で佐賀県

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 九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化を目指す長崎県の議員連盟や経済団体などでつくる長崎新幹線建設推進実行委(八江利春会長、14団体)は14日、長崎県庁で会合を開いた。長崎県は新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)の整備方式を巡り、ミニ新幹線方式にメリットはないとする佐賀県の見解を報告した。

 同区間では、導入予定だったフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)が開発の遅れなどで断念。代替案のフル規格、ミニ新幹線のどちらで整備するかが検討されている。

 長崎県は1月から2月にかけて佐賀県やJR九州と事務レベルで意見交換した内容を紹介。長崎県によると、佐賀県は「ミニ新幹線はFGTと(在来線を走る速度が)同じで財政負担だけ生じるのでメリットはない」という趣旨の考えを示した。全線フルに伴う財政負担増に難色を示す姿勢に変化はないという。

 JR九州は「ミニ新幹線は工事で通勤通学に大きな影響を及ぼす」との見解を示したという。

 出席した佐賀県内の関係者は、近く嬉野、武雄、鳥栖、佐賀各市の一部の市議や国会議員が、全線フル推進に向けた会合を開く予定があると報告した。