FA左腕・カイケル トレーニングを続けながらオファーを待つ

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契約先が決まらずフリーエージェント市場に残ったままとなっているダラス・カイケルだが、ただオファーを待ち続けているわけではない。カイケルの代理人を務めるスコット・ボラスによると、日本時間3月14日、カイケルはカリフォルニア州にあるボラスが管理する施設で打者に対して80球を投じたという。契約決定後すぐにチームに合流できるよう、2015年のサイ・ヤング賞左腕はスプリング・トレーニング同様のトレーニングを続けているようだ。

ボラスはカイケルの状況について「彼はスプリング・トレーニングをフルでこなすくらいの練習に取り組んでいる。(2013年に)カイル・ローシュがそうであったようにね」と語った。ローシュは2013年3月25日(現地時間)にブリュワーズと3年3300万ドルの契約を結び、契約から11日後に公式戦で登板。そのシーズンは198回2/3を投げて防御率3.35という好成績をマークした。カイケルはローシュ同様のプログラムをこなし、レギュラーシーズンに向けて準備を進めているのだ。

ボラスによると、カイケルの様子を視察するために複数のチームがカリフォルニアを訪れており、カイケルと個人的な会話を交わしたチームもあるという。ボラスはカイケルのもとに複数のオファーが届いていることを明らかにしたが、具体的なチーム名については言及しなかった。なお、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、古巣のアストロズがカイケルに対して1年契約または2年契約のオファーを提示したことを伝えている。

ある関係者によると、ブレーブスはカイケルを含む先発投手市場の動向をチェックしているという。エース格のマイク・フォルティネビッチが右肘の故障により開幕に間に合わないことが確定しており、先発投手陣に不安を抱えているからだ。ただし、カイケルを獲得した際に発生するドラフト指名権の喪失を懸念しており、カイケル獲得にはあまり乗り気ではないようだ。

アメリカ本土でのレギュラーシーズン開幕まであと2週間。それまでにカイケルの契約は決まるのだろうか。