世界中のサッカー情報を網羅するQoly編集部が今、ちょっと気になっている選手を有名・無名を問わずにお届けする「今週の5名」。
第5回目の今回は、日本代表に復帰した昌子源(トゥールーズ)を苦しめるかもしれない“怪物”や今週のJリーグで注目したい選手などが登場するぞ。
イブラヒム・トラオレ(コートジボワール)
所属クラブ:スラヴィア・プラハ(チェコ)
今週セビージャをELで撃破した立役者の一人が、こちらの(どちらのだ)トラオレだ。
リビアでプロキャリアを始めたという変わり種で、2014年にチェコ2部ターボルスコへ移り地道にステップアップ。2018年からレンタルでスラヴィア・プラハへ移り、今年完全移籍に切り替わった。
1988年生まれで今年31歳。代表経験もない極めて遅咲きの選手であるが、そんな彼が“ELの鬼”であるセビージャを撃破するのだから面白い。ちなみに、スラヴィア・プラハは現在中国資本の中國華信能源の傘下にある。(編集部Q)
セルジオ・コンセイソン(ポルトガル)
所属クラブ:シャヴェス(ポルトガル)
「今さらセルジオ・コンセイソン?」と思われるかもしれないが、実はこちら、現在FCポルトで指揮官を務めるセルジオ・コンセイソン監督と同名の息子だ。
父親はご存知、フィーゴやルイ・コスタらと同時期に活躍し2000年EUROや2002年ワールドカップなどに出場した元ポルトガル代表の名選手。
そんな彼には5人の息子がいるそうだが、そのうち4人がサッカー選手なんだとか。1人や2人の「二世」選手は珍しくないが4人はかなり珍しい。サッカー選手にならなかったもう一人の息子が気になるぞ。
ちなみに22歳のセルジオは今年1月にシャヴェスと契約を結んだばかりの苦労人だが、弟ロドリゴはベンフィカユース所属のU-19ポルトガル代表、その下の下の弟フランシスコはポルトユースでゴールを量産する有望株だ。(編集部H)
小川 諒也(日本)
所属クラブ:FC東京(日本)
開幕から2勝1分と負けなしのFC東京。17歳の久保建英に注目が集まるなか、彼と同様に今シーズンたしかな成長を見せているのが22歳の小川諒也だ。
プロ5年目を迎える182cmの大型サイドバックは、流通経済大柏高時代から左足の正確なキックが持ち味。
FC東京では太田宏介という高い壁の前になかなか出場機会を増やすことができなかったが、今季は守備面での成長が著しく、開幕からここまでフル出場を果たしている。
今週末、3月17日(日)に行われる首位・名古屋グランパスとのホームゲームでもぜひ彼のプレーをチェックしてもらいたい。(編集部O)
マテオ・レテギ(アルゼンチン)
所属クラブ:エストゥディアンテス(アルゼンチン)
南米屈指の熱さを誇るアルゼンチンサッカー。1部リーグ第22節、エストゥディアンテス対ヒムナシア・ラ・プラタ戦では「超速退場」があった。
後半42分に投入されたエストゥディアンテスFWマテオ・レテギは投入からわずか2分で一発退場!
19歳の若手ストライカーは相手DFを完全にぶちのめしていた。いったい何のために出てきたのか…。実は両者の対戦はラ・プラタ・ダービーと呼ばれるライバル対決。それだけにかなりヒートアップしていたようだ。
両チーム合わせて3人の退場者を出した激闘クラシコは1-0でエストゥディアンテスが勝利している。(編集部I)
アラン・サン=マクシマン(フランス)
所属クラブ:ニース(フランス)
日本代表にも復帰することが決まり、ますます注目を集めている昌子源。所属するトゥールーズが今週末に対戦するのがニースだ。
フランスにやって来てから、昌子はリーグアンのアフリカ系アタッカーに苦戦している。個人のスピードとドリブルでバッサリやられる場面が目立っており、失点に絡むことも多い。
そしてニースには「超絶ドリブラー」アラン・サン=マクシマンがいる。圧倒的な速度とキレを持つ突破は、もはやニースの攻撃陣を支える屋台骨だ。
昌子は彼をどうやって止めにかかるのか?代表合流前のプレーに注目したい。(編集部K)