2018 年度「漢検」資格活用状況調査結果のご報告

2018年3月15日
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

2018 年度「漢検」資格活用状況調査結果のご報告
全国の高校・高専の72%が入試等で「漢検」を評価・活用
評価・活用の目安は3級以上
最多の評価・活用理由は「基礎学力の定着度を測る指標になる」

漢字の読み書きと運用能力を測定する「日本漢字能力検定(以下、漢検)」を主催する公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区、代表理事:髙坂節三/以下、当協会)は、2018 年10 月から12 月に、全国の高等学校および高等専門学校を対象に、「漢検」の入学試験や単位認定等における活用状況調査を実施しました。このたび、「漢検」を入学試験や単位認定等で評価・活用している高等学校・高等専門学校が5,503 校中3,975 校(72.2%)である等の調査結果がまとまりましたのでご報告します。
「漢検」を評価・活用している高等学校・高等専門学校3,975校のうち、入試において「漢検」を活用しているのは2,663校でした。活用する「漢検」の級を設定している高等学校・高等専門学校の多くが3 級(中学校卒業程度)以上の級を設定しています。また、「漢検」を入学試験や単位認定等で活用している高等学校・高等専門学校は、その理由として、「基礎学力の定着度を測る指標になる(599校)」「学習意欲を評価する指標になる(441校)」等と回答しています。

具体的な活用内容や活用校の一覧等、調査結果の詳細については、当協会ホームページおよび次ページ以降の参考資料をご覧ください。
当協会は、今後も漢字・日本語の能力を高める活動に一層力を入れてまいります。

(参考)
高等学校および高等専門学校における「漢検」資格活用状況調査(2018 年度調査)
▼調査・公表の目的:入学試験や単位認定、在学中における資格取得推奨等、検定の活用状況についての実態の把握と、中高生や保護者、教員の方々への進路選択の参考や学習の励みになる情報、取得資格を積極的に活用するための情報の開示。
▼調査時期: 2018 年10 月~12 月(発表日:2019 年3 月15 日)
▼調査対象: 全国の高等学校および高等専門学校5,503 校
※『全国学校総覧 2018 年版』掲載の高等学校・高等専門学校から、募集停止の学校を除き、新設校を加えた全国の高等学校・高等専門学校(当協会調べ)。
▼調査方法: 調査用紙を送付したうえで、FAX・電話で回答を得る。
▼調査項目:・2019 年度入学試験や2018 年度単位認定等における評価または判断材料としての「漢検」の活用有無
・活用している入試種別、科目、対象級、活用の詳細
▼調査結果(概要):回答校数:高等学校・高等専門学校4,580 校(回答率83.2%)
活用校数:高等学校・高等専門学校3,975 校
詳細情報:https://www.kanken.or.jp/kanken/investigation/highschool.html
※掲載校数は、学校側の掲載・削除の要望等により変更になる場合があります。